チャットレディは税金どうしてる？確定申告・住民税の基本と60名アンケートで見えた本音

チャットレディをしていると気になるのが、税金や確定申告のこと。

会社員の方は「副業しているのが会社にバレないか…」という不安を、主婦や学生の方は「扶養から外れないためにはいくらまで働けるの？」と悩む方はいると思います。

はるみ

20万円ルールや扶養の壁（103万円・130万円）などの情報が散らばっていますが、チャットレディ特有の働き方に当てはめて理解するのは難しいですよね！

そこでこの記事では税金の基本だけではなく、実際にチャットレディとして活動している女性60名へのアンケート結果をもとに

• 確定申告をしている人・していない人
• その理由
• 住民税の納付方法（会社バレ対策に直結）
• 扶養に対してどう考えているのか

税金や申告に対するリアルな本音を一次情報としてまとめました。

税金でトラブルはめんどくさい！そんな方に向けた、いちばん実用的で安心できる内容になっています。まずは、チャットレディに税金がかかる理由と、どこから申告が必要になるのかをいっしょに整理していきましょう。

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チャトレ・メルレであっても、お金を受け取っている以上は原則として税金が関係します。

ただし「どこから税金がかかるのか」「どう申告するのか」は、働き方や収入額によって大きく変わります。だから混乱するんですが。。このパートでは、税金の絶対に知っておくべき基礎だけを、国税庁の公式情報をもとに整理します。

はるみ

数字を出すので当てはまる人だけ確認してくださいね

チャットレディは、会社に雇われている労働者ではなく、業務委託で報酬を受け取る形になります。

そのため収入区分は次のいずれか：

• 雑所得（副業規模のチャトレに多い）
• 事業所得（専業で本格的に活動している場合）

どこかの会社に所属して給与をもらうわけではないため、「源泉徴収票が出ない → 自分で税金処理する必要がある」ということです。ここが大きなポイントです。

会社員など給与所得者が、副業でチャットレディをしている場合、よく話題になるのが 「20万円ルール」。

つまり、給与所得者の副業（給与以外の所得）が年間20万円以下の場合、所得税の確定申告が不要になるという国税庁の制度があります。

👉 会社員チャトレは「20万円以下なら何もしないでOK」ではないので注意が必要です。

チャットレディを本業としている場合、確定申告が必要かどうかは所得が基礎控除額（48万円）を超えるかどうかで決まります。

• 所得 ＝ 収入 － 必要経費
• 所得が48万円を超えれば、確定申告が必要

専業チャトレの場合、「20万円ルール」は関係なく、所得が48万円超えたら申告と覚えておけば問題ありません。

はるみ

年間で48万円なので月平均で4万円以上の所得があると確定申告の対象ということです

専業チャトレの場合の住民税については、

上記に書いてあるとおり所得45万円がボーダーラインになる市区町村もありますので確認してください。

チャットレディの税金で一番多い誤解がこれです。

多くの人が「収入（振込額）が〇万円だから申告必要？」と考えがちですが、税金がかかるのは所得（収入－経費）です。

👉 「いくら稼いだか」ではなく、
👉 「どれだけ利益が出ているか」で税金は変わる。

ここを理解しているだけで、会社バレ対策・扶養管理にも役立ちます。

チャットレディとして働く会社員の中で最も多い不安が、「副業が会社にバレるかどうか」 という問題です。

結論から言うと副業がバレる主な原因は税金（住民税）。ここさえ正しく理解すれば、会社バレのリスクを大幅に下げられます。

会社への副業バレが起こる仕組みはとてもシンプルです。

会社員の住民税は、基本的に給与から天引き（＝特別徴収）されます。

住んでいる地域の自治体は、「住民税をいくら会社に天引きしてもらうか」を会社に通知する必要があります。

これが副業バレの王道パターンです。

はるみ

会社はなんの副業をしていたか、まではわからないもののなんらかの収入があることを住民税から把握されます。

だから税金で会社バレしないために住民税の納付方法を変える必要があります。

会社にバレたくない場合、確定申告書の住民税に関する欄で「自分で納付（普通徴収）」 を選ぶのが鉄則です。

はるみ

確定申告に「◻︎普通徴収」の欄があるのでレ点を入れるだけです

そうすると、

• 本業の会社から天引きされる住民税（特別徴収）
• 自分の副業所得ぶんの住民税（普通徴収）

を分けることができます。

つまり、本業の会社はあなたの副業所得を反映した住民税を知ることができません。

チャットレディ報酬は支払調書が提出される場合もある？

チャットレディ事務所（代理店）やアプリによっては「支払調書」を税務署へ提出する義務がある場合があります。

ただし、

• 全てのチャットレディ会社が提出しているわけではない
• 提出されても会社（本業側）に知られることはない
• 提出されても会社バレにはつながらない

提出されるのは税務署に対してのみ。だから支払調書から会社バレする可能性はありません

カミングアウトや身バレ以外でのチャットレディの会社バレは仕組みの理解不足が主な原因です。

• 税金
• 住民税
• 徴収方法

これらがわかっていれば、ほとんどの会社バレは回避できます。

実際、今回のアンケートでも「住民税を自分で払ってる」という人が一定数いました。このあたりは、のちほどアンケート部分で詳しく見ていきますね。

チャットレディは、「子育ての合間にできる」「自宅で稼げる」という理由から主婦の方が多いのが特徴です。

主婦さんが税金で不安に思うのが「扶養の壁」。

はるみ

主婦さんは旦那さんからの扶養から外れるのは嫌だと思いますし、学生さんは親の扶養から外れるのは嫌だと思います。

ここでは間違えやすいポイントに絞って、正確に整理します。

まず押さえるべき大前提は、

• 103万円 → 所得税（税金）に関するライン
• 130万円 → 社会保険（年金・健康保険）に関するライン

全く別の制度・別の法律です。

混同すると判断を誤りやすいので注意が必要です。

103万円のライン（税金：扶養控除）

夫が会社員の場合、妻の所得（＝収入－経費）が、48万円以下なら、夫は配偶者控除を受けられます。

この48万円は、給与の場合は給与所得控除（55万円） が自動で引かれるので年収103万円までOKという形になるだけ。

ただしチャットレディの場合は給与ではないので、

年収103万円ではなく所得48万円以下かどうかが基準になります。

なので専業主婦さんの場合は103万円の壁ではなく所得48万円の壁ということです！

出典：国税庁｜タックスアンサー「No.1191　配偶者控除」
出典：国税庁｜タックスアンサー「No.1195　配偶者特別控除」

130万円のライン（社会保険：扶養の条件）

130万円は税金とは関係ありません。こちらは 健康保険・厚生年金（社会保険） の扶養条件。

妻の年収が130万円以上になると、夫の社会保険の扶養から外れます。

そうなると、

• 自分で国民年金に加入
• 自分で国民健康保険に加入

しなくてはいけない状態になります。

出典：厚生労働省｜被扶養者制度（健康保険）

扶養に影響するのは、

• 年収（収入） なのか？
• 所得（利益） なのか？

制度ごとに違うので混乱しやすいポイントです。

結論を整理すると

チャットレディのように必要経費が多い働き方の場合、年収は多くても所得が低くなる（経費が引ける）ことがあります。

だからこそチャトレは所得の管理が非常に大切です。

主婦チャットレディの扶養問題で一番多い失敗は、103万円と130万円を同じ意味だと思ってしまうこと。

制度が違うので、「税金の扶養」と「社会保険の扶養」は完全に別管理で大丈夫です。

そしてチャットレディは経費を使える職種なので、所得を正しく計算できれば、扶養に残りつつ働く選択肢もできます。

はるみ

扶養から外れたくない人は、所得（＝収入－経費）が48万円以下。かつ年収130万円以下に抑えればいいということです。

いっぱい稼いでしまったら、それはそれで面倒にはなりますが収入を伸ばしても選択肢としてはいいと思いますよー。

チャットレディとして働く女性60名に、「確定申告をしているか」「なぜそう判断したのか」「住民税はどうしているか」 を聞いたところ、税金への向き合い方には人によって差があることがわかりました。

まずは全体傾向から整理します。

「確定申告をしましたか？」という質問に対しては次の結果になりました。

7割の女性が確定申告をしていないという結果です。

税金に関する知識が十分に行き届いていない層がいて「必要かわからない」「稼ぎが少ないから大丈夫だと思った」といった声が多数ありました。

常識として。

出典：スマホチャットレディのトラブル・身バレ・確定申告事情

うるうる（22歳・フリーター）

脱税をしたくないから。

出典：スマホチャットレディのトラブル・身バレ・確定申告事情

pigpooさん（27歳／会社員）

パートもしていて、メルレは雑収入として申告が必要と聞いたので　もし未申告で連絡が来て家族にバレるのだけは絶対に避けたかった

出典：スマホチャットレディのトラブル・身バレ・確定申告事情

コエンザイム（49歳・主婦）

副業収入が年間20万円を超えたため、きちんと申告しました。

出典：スマホチャットレディのトラブル・身バレ・確定申告事情

まいこ（32歳・主婦）

法的義務であるため、所得の申告はしっかり行いました。

出典：スマホチャットレディのトラブル・身バレ・確定申告事情

ミカ（34歳・主婦）

申告した人たちの傾向としては稼働歴が長いか、安定して稼いでいる層が中心で「バレたほうが怖い」「税務署から連絡が来るのが嫌」などリスク回避のためにきちんと申告している傾向でした。

確定申告を「していない」と答えた42人の理由を見てみると「金額が少ないから」「20万円未満だから」「扶養内だから大丈夫だと思った」という回答が多かったです。

申告するほど稼げていない

出典：スマホチャットレディのトラブル・身バレ・確定申告事情

あい（39歳・主婦）

海外在住の時にしたから

出典：スマホチャットレディのトラブル・身バレ・確定申告事情

Hana（24歳・会社員）

年間の所得が20万円以下だったのでしませんでした。

出典：スマホチャットレディのトラブル・身バレ・確定申告事情

なぎさ（28歳・会社員）

よくわからないのでまだしていない

出典：スマホチャットレディのトラブル・身バレ・確定申告事情

ちゃんちゃん（20歳・フリーター）

そんなに稼げてなかったから

出典：スマホチャットレディのトラブル・身バレ・確定申告事情

すぴ（20歳・主婦）

42人中26人（約61.9％） が、こうした「少額・20万円以下・扶養内だから」という理由で申告していませんでした。

一方で、

• 「まだ確定申告の時期が来ていない」「まだ1年目だから」「今年始めたからまだしたことがない」といったタイミングの問題が4人
• 「海外在住の時にしたから」という特殊ケースが1人
• 「必要ないと思った」「副業というほどしていなかったから」「よくわからないのでまだしていない」など、判断基準があいまいな人が11人という結果でした。

ここからわかるのは、多くの人が 「自分の感覚で少ないから大丈夫」と判断しているけれど、税金上のボーダーライン（本業の有無・所得の計算方法など）は人によって違うということです。

いちばん多かったのは、なんの手続きもしていないという回答。

つまり、

• 住民税の申告
• 副業分の納付方法の選択
• 会社バレ対策

どれもしていない人が約4割。

「そこまで稼いでいない」
「扶養内だから大丈夫だと思った」
「税金のことはよくわからない」
「まだ始めたばかりだから」

出典：スマホチャットレディのトラブル・身バレ・確定申告事情

住民税は自動でどうにかなる仕組みではないので放置はもっともリスクが高い行動です。

会社バレを防ぐためにもっとも重要な方法が普通徴収です。

今回のアンケートでは、チャットレディ経験者の36.7％（22名）が普通徴収を選択して対策していました。普通徴収を選べば、副業分の住民税を会社に通知されないので会社バレのリスクは大幅に下がります。

特別徴収は会社の給与から住民税が天引きされる方法で、副業バレにつながりやすい方法ですが今回の60名のうちたった1名しか該当しませんでした。

これは、ほとんどのチャットレディが会社にバレやすい選択肢を避けているという、とても重要な示唆になります。

チャットレディやメルレの税金は複雑に見えますが、「何を基準に判断すればいいか」がわかれば一気にラクになります。

今回の60名のアンケート結果と税金の仕組み（国税庁の公式情報） を踏まえると、チャットレディが押さえるべきポイントは実は次の3つだけです。

チャットレディは給与ではなく報酬（雑所得）扱いなので、税金がかかるかどうかは、「所得＝収入−経費」で判断されます。

• 服・化粧品・通信費
• 家賃の一部（作業スペース分）
• デバイス・小物・撮影道具

など、経費になるものは意外と多い仕事。

そのため、収入は大きくても所得が小さければ申告不要なケースもあるのがチャトレの特徴です。

会社員がチャットレディをしている場合、みんながいちばん怖いのは副業バレ。

はるみ

副業禁止の会社はまだあるのでバレたらやばいし。チャトレの副業を申告するのはハードルが高いですよね。

でも、バレる仕組みはとても単純で、住民税の通知で住民税の金額が増える → 会社が気づく
という流れだけ。

逆にいうと確定申告の住民税欄で「自分で納付（普通徴収）」を選ぶ。これだけで、副業の住民税は会社に送られなくなります。

アンケートでも22名/60名（36.7%）が普通徴収を選んでいました。これは会社バレを避けたいチャトレの一般的な行動と言えます。

その他の身バレに関することはこちら

チャットレディは危ない？【60人実態調査】身バレ・トラブル実態と安全対策を徹底解説

専業主婦の内職でよく取り上げられる課税される壁の話。

• 103万円（所得ベース） → 税金の扶養（配偶者控除）
• 130万円（年間収入ベース） → 社会保険の扶養

この2つはまったく別モノで、「旦那さんの扶養内におさめたい主婦」が混乱しやすい部分です。

チャトレは経費をしっかり計上できるので、「稼ぎたい月だけ稼ぐ → 所得を抑える」ことで扶養に残しながら活動できるケースも珍しくありません。

確定申告をしていない42名の理由を分析すると、

• 少額だから
• 20万円以下だから
• 扶養内だから
• 始めたばかり
• そもそもよくわからない

上記の意見に大きく分類されます。

多くの人が自己判断でたぶん大丈夫と思っているだけで、本当に必要かどうかは「所得」「居住地」「本業の有無」で変わるので実際にはもっと慎重に見た方が安全。

はるみ

税務署は無料で相談に乗ってくれるので確定申告相談会などに参加してみるのがおすすめですよ

60名分のデータをまとめて見えてきたのは、

• 税金の理解はまだ低い（7割が未申告）
• 住民税＝バレるという仕組みは理解が進んでいる
• 自分で普通徴収を選ぶ人が多い（22名＝36.7%）
• 特別徴収（会社天引き）を選ぶ人はほぼいない（1名）
• 税金放置のリスクを知らずに続けている人も多い

という、「会社バレには敏感だけど、税金全体はまだ曖昧に理解している」という傾向でした。

この記事を読んで最後に知りたいことは「結局どうすればいいの？」具体的な行動だと思うので、わかりやすくまとめるとこうなります。

チャットレディの税金は、難しそうに見えますが実は3つのポイントを押さえるだけで安全に続けられます。

• 税金は収入ではなく「所得」で決まる
• 会社バレは住民税の扱いだけでほぼ防げる
• 扶養は「103万と130万」の2つの壁で考える

60名のリアルな声から見えたのは、知識不足のまま放置している人が多いという事実。

裏を返せば、あなたがこの記事の内容を理解して行動できれば、他のチャットレディよりずっと安全に、長く続けることができます。

はるみ

心配なら専門家に相談するようにしてくださいね！

確定申告をしない場合でも、3年分くらいは収入とチャトレで使ったレシート（領収書）を保管しておけばいざという時に役に立ちます。

税金に関することは知識と過去のものを保管しておくことがとても大事なことですよ

チャットレディをやってみた女性が続ける理由はこちら

チャットレディをやってみた女性60人に聞いた！きっかけ・良かった点・大変だった点・辞めたい・続けたい理由

はるみ

元スマホチャットレディ／現Webライター・会社員

女性の在宅ワーク実態調査サイト「GirlsWork Lab」リサーチャー。自身も3年間スマホチャットレディとして活動した経験があり、実体験とクラウドワークスなどで集めた一次情報のみをもとにリアルで信頼できる情報を発信しています。口コミや体験談はすべて出典を明記して広告や企業PRに左右されない中立的な立場で情報をお届けします。安心して参考にしてくださいね。